トノシシの新生児における肢骨骨化点の出現状況
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概要
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イノシシ新生児の体成熟の程度,および健脚性と骨発育との関係を知る目的で,イノシシ(Sus scrofa leucomystax TEMMINCK)の新生児(雄2頭,雌1頭)の肢骨骨化点の出現状況をX線写真撮影法で調査した.イノシシの出生時の骨化点出現状況は,雄雌ともに豚新生児の骨化状況と類似しており,豚で出生時に出現する骨化点については,いずれも豚の骨化点出現範囲の中にあった.この結果から,イノシシは出生後の発育が豚よりも遅いにもかかわらず,骨発育は豚とほぼ同程度の発育水準にあると推定される.またイノシシの健脚性は,骨化点の出現程度よりもむしろ他の要因によることが推察された.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
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