バイオジオフィルターによる茶園排水系における溶脱窒素除去
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概要
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茶園排水で発芽,生育が確認された植物(ケナフ,カルサムス)を用いてバイオジオフィルターを作成し,植物体の窒素吸収量から窒素除去能を調査した。<BR>その結果,茶園排水の硝酸態窒素濃度は30mgNL-1前後であったが,リン酸を添加し,滞留時間19時間でケナフを栽培することにより,排水中の硝酸性窒素濃度は原水より低下し9.4mgNL-1まで低下するときも見られた。硝酸性窒素濃度を10mgNL-1以下に低下させるためには滞留時間3〜4日程度必要であると見込まれた。カルサムスは浄化するための植物としては適当でないと考えられた。
- 日本茶業技術協会の論文
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