環境分解型被覆複合肥料を利用した茶施肥料の削減
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概要
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環境分解型被覆複合肥料を利用した茶施肥量の削減のための試験を行った。収量及び荒茶品質の指標となる窒素含有率(風乾)から,環境保全型被覆複合肥料により,施肥量の40kgN/10aへの削減と施肥回数の削減が可能であると考えられた。過去2年間の試験とあわせると5年間の試験により被覆尿素肥料40kgN/10aで,茶の収量,品質を維持し,窒素負荷量の軽減に有効であることを確認した。<BR>EC値や土壌中の硝酸性窒素含有量は,被覆減肥区で茶試多肥区より高い傾向を示した。<BR>環境保全型被覆複合肥料はN,K<SUB>2</SUB>Oともに砂土では80〜100日で,ほとんど溶出するものと考えられた。70日タイプであること,秋季から冬季の試験期間であることを考慮すると,期待される肥効を示すと考えられた。
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