口腔癌治療後に発症した骨髄異形成症候群の2例
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概要
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近年, 治療関連骨髄異形成症候群 (therapy-related myelodysplastic syndorome: t-MDS) の報告が増えているが, 化学放射線同時併用療法 (concurrent chemoradiotherapy: CCRT) 後の報告や頭頸部悪性腫瘍治療後の報告はまれである. われわれは口腔癌CCRT後にt-MDSを発症した症例を2例経験したので文献的考察をあわせて報告する. 一次腫瘍は2例とも舌扁平上皮癌でcisplatin (CDDP) やcarboplatin (CBDCA) の投与と同時に放射線療法が施行された. CCRT終了後からt-MDS発症までの期間は, それぞれ11カ月, 14年であった.
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