下顎骨転移7症例の臨床検討
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概要
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下顎骨転移性悪性腫瘍患者7名の臨床像,治療法,治療成績等について検討を行ったので報告する。下顎骨転移部位は臼歯部が最も多かった。原発巣と組織型は甲状腺(乳頭癌・濾胞癌),脛骨(骨肉腫),腰部硬膜(神経上皮腫),肝臓(肝細胞癌),直腸(腺癌),肺(小細胞癌)であった。初診時主訴は疼痛とオトガイ神経麻痺が多かった。原発巣や下顎骨以外の転移巣が制御されていない場合6か月以内に原病死した。原発巣や下顎骨以外の転移巣が制御されている場合は積極的に治療を行った。1例が治療後7年2か月生存,2例は治療後3年以上経過した現在生存中である。
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