Microsoft Excelを用いたケモメトリクス計算(4) -主成分回帰-
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概要
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近年, 化学データを数学的・統計的手法により解析する「ケモメトリクス」が頻繁に用いられるようになってきた。しかし、日本の大学の化学教育の場ではほとんど取り上げられていない。ケモメトリクスや数値計算の専用ソフトウェアを使うことなく、現在最も普及しているソフトウェアのひとつであるMicrosoft Excel (Excel)の基本機能を用いてケモメトリクス計算を行うことができれば、多くの教育・研究機関で役立つものと思われる。シリーズ4回目は、主成分回帰を取り扱う。検量モデル作成用試料および未知試料のスペクトルの生成、NIPALSアルゴリズムによる主成分分析、得られた主成分スコアによる回帰(主成分回帰)を行うためのワークシートを作成した。さらに、重回帰およびLambert-Beer則に基づいた分析法との比較を行い、主成分回帰の優位性を示した。
著者
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高柳 正夫
国立大学法人東京農工大学農学府
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吉村 季織
国立大学法人東京農工大学大学院生物システム応用科学教育部
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高柳 正夫
国立大学法人東京農工大学大学院連合農学研究科, 〒183-8509東京都府中市幸町3-5-8
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福原 亘治
国立大学法人東京農工大学農学府
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三ツ木 健一郎
国立大学法人東京農工大学農学府
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