Microsoft Excel のテーブル機能を利用した酸塩基滴定曲線シミュレーション
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概要
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VBAによるプログラミングなどをすることなく、Microsoft Excelの基本機能のみで酸塩基滴定のシミュレーションを行う方法を開発した。ある滴定体積に対応するpHを求めるためには、近似計算が必要であるが、これを1枚のワークシート上で行った。また、滴定曲線をシミュレートするには、滴定体積を変化させてpHの計算をしなくてはならない。このシミュレーションをExcelが基本的に持っている機能の一つ、“テーブル”機能を用いて実現した。この方法を用いて、クエン酸−水酸化ナトリウム、アンモニア−塩酸といった、弱酸(塩基)−強塩基(酸)滴定だけでなく、クエン酸−アンモニアという弱酸−弱塩基滴定についてもシミュレーションを行った。また、炭酸が混入している場合や、滴定体積やpHデータの数値を丸めることによって発生する誤差を含んだ滴定曲線についてもシミュレーションできることを示した。
- 2006-03-15
著者
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