獲得免疫と消化管疾患
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概要
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消化管には多数の獲得免疫担当細胞が存在し, 恒常的に夥しい量の微生物性・食餌性抗原と上皮を隔てて接している. これらの細胞は管腔内抗原により, 活性化・増殖刺激を受けながらも, 制御調節機序の存在により免疫学的ホメオスターシスを保ち, 組織障害をおこさない. 本稿では, 消化管における獲得免疫機構を概観し, 主に, H. pylori 胃炎と炎症性腸疾患を例にとり, 局所における獲得免疫担当細胞の病態形成における役割を, 最近の知見と併せて報告する.
- 財団法人 日本消化器病学会の論文
- 2004-02-05
著者
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