日本産オオタカAccipiter gentilis fujiyamae の測定値と識別
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概要
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The subspecies fujiyamae of Northern Goshawk Accipiter gentilis breeds in Japan, Sakhalin, and Southern Kurile Islands as an endemic subspecies (OSJ 2000). This paper shows the measurements from 64 individuals of A. g. fujiyamae caught in central Saitama and southeastern Tochigi Prefectures, Honshu, along with the identification criteria of sex and age based upon measurements (Table 1), plumage features (Fig.1), and iris colour (Table 2). Adult males were significantly smaller than adult females for all measurements (Table 1). Tails of juveniles were significantly longer than adult tails for males (t-test, t=2.238, df=26, P<0.05) and probably also for females (Table 1). We could distinguish the age as juvenile, first winter, and adult plumages based on the plumages combined with iris colour (Fig.1). A few juvenile feathers of upper and under wing-coverts remained in first winter plumage until about two years old, which was the birds third year. Measurements from live birds tended to be larger than the data reported in the literature, which were mostly taken from specimens. The difference was as large as 10 mm in the case of tarsus length. The iris was pale yellow (sulfur yellow) in juvenile plumage and tended to acquire an orange tinge as the bird aged, mainly spectrum yellow or orange yellow in first winter plumage, and orange yellow or orange in adult plumage after in the second winter plumage. We show for the first time that the iris may turn red for old males of Japanese Northern Goshawks A. g. fujiyamae (Table 2 and Fig. 1).
- 財団法人 山階鳥類研究所の論文
著者
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百瀬 浩
国土交通省国土技術政策総合研究所
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茂田 良光
山階鳥類研究所標識研究室
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百瀬 浩
国土交通省 国土技術政策総合研究所環境研究部緑化生態研究室
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内田 博
国土交通省 国土技術政策総合研究所 環境研究部緑化生態研究室
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百瀬 浩
国土交通省 国土技術政策総合研究所 環境研究部緑化生態研究室
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