面識があまりなくとも,他者の愛着スタイルを認識することは可能なのか? : ――愛着スタイル尺度における自己評定と他者評定の一致度の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では,面識の度合いが比較的浅い2者について,愛着スタイル尺度における自己評定と他者評定との間の一致度(相関や対応性),および,そこでの相関が他者評定実施者の愛着スタイルに左右されるかどうか,について検討を行った。調査対象は,大学・専門学校の一年生120名(60組)であった。その結果,愛着スタイル尺度の2次元については,自己評定と他者評定との間には,値は低いながらも有意な相関があること,その相関は,他者評定実施者の愛着スタイルに左右されないことが示された。以上のことから,関係性初期の段階においても,愛着スタイルは認識可能なパーソナリティ特性であることが示唆された。
著者
関連論文
- 面識があまりなくとも,他者の愛着スタイルを認識することは可能なのか? : ――愛着スタイル尺度における自己評定と他者評定の一致度の検討
- PD-040 児童の授業評価の特性と変容が自己制御学習・学習統制感に及ぼす効果(教授・学習,ポスター発表)