プライマリ・ケア医に必要な薬理学の知識
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
プライマリ・ケアの現場で働く医師は,子供から老人まで,感冒から生活習慣病まで様々な疾患を診ているため,数多くの薬を使用している.しかし,医師は薬の薬理作用,特に臨床薬理に関しては十分な教育を受けて来ているとは言いがたい.そのため,使用する薬の薬理作用を理解し,副作用にも配慮して使用する努力はしているが,その知識は不十分と言わざるを得ない.その上,多剤服用者の増加による併用薬の相互作用,次々に認可される新薬など必要な知識はますます増えている.これらの現状に対応していくためにプライマリ・ケア医は,基本的な薬理学知識と最新の薬に対する客観的で正確な知識を持たなければならない.しかし,その修得は極めて困難であり,この状況を補うために,プライマリ・ケアの現場で働く薬剤師によるチェックやアドバイスが必要とされており,医師と薬剤師の協動が不可欠である.
著者
関連論文
- 第2回プライマリ・ケア薬剤師研修会報告
- 第1回プライマリ・ケア薬剤師研修会報告
- OS-10プライマリ・ケア開業術 : ベテランからルーキーへ
- 日本プライマリ・ケア学会 創立30周年記念座談会 : 日本プライマリ・ケア学会の過去・現在・未来
- 連載対談 プライマリケア開業術(その1)専門技術としてのプライマリケア
- 座談会 地域における医師の新しい役割--地域医療と地域の健康づくり
- プライマリ・ケアの機能評価 : 特に開業医の地域ケアの評価指標(第2報)
- 電磁界の作用による乳酸値の減少と筋肉疲労等の緩和
- プライマリ・ケア医に必要な薬理学の知識
- 新しいタイプの磁気治療器による筋肉疲労及び乳酸値の改善効果
- プライマリ・ケア医は心療内科をどう診ているか
- プライマリケア・マスターコース 疾患別投薬アプローチ もう困らない! 患者指導(高血圧編)
- 医師と歯科医師との協働 : 医師の立場から「地域における医師と他職種との協働-歯科医師編」
- 平成18年度第2回プライマリ・ケア秋季実践セミナーを終えて
- 診療所の初期臨床研修プログラム
- 小児のインフルエンザ脳炎・脳症は予防できるのか
- 在宅寝たきり患者のMRSAへの対応
- 求められる健康教育(保健指導)
- 医師の立場から (特集 ケアマネジメント) -- (それぞれの立場からみたケアマネジメント)
- 外来で患者に簡単に教えられるエクササイズ例 (特集 生活習慣指導コーディネート術) -- (運動療法)
- プライマリ・ケア開業術-ベテランからルーキーへ
- PMPCプログラム 生活習慣の改善を支援する(3)ストレスコントロールの改善を支援する
- プライマリ・ケア医と公衆衛生医の連携のあり方 (特集 公衆衛生とプライマリ・ケア)
- 行政の枠,自分の枠を破ってみよう (特集 「民」の視点からの保健婦活動)
- 新しい患者教育のしかた (21世紀のプライマリ・ケア--展望と必携マニュアル) -- (21世紀プライマリ・ケア医に必要な知識・技能・態度)
- プライマリ・ケア医に必要な薬理学の知識
- 包括性, 協調性医療を実践する
- 大震災と慢性期のリスク : いかに抑制するか?