40 歳以上の反復性肩関節脱臼に対する鏡視下 Bankart 修復術
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The purpose was to evaluate the clinical features and the results of arthroscopic surgery in patients over 40 years of age, who had recurrent dislocations of the shoulder without a full-thickness tear of the rotator cuff. There were 12 patients (male: 5, female: 7) who underwent arthroscopic surgery and were followed for more than 1 year. Their average age at surgery was 47 years old, ranging from 40 to 74 years. All patients underwent arthroscopic Bankart repair using suture anchors. Age at first injury, sports activity, arthroscopic findings, JSS-SIS, and the change of ROM after the surgery were evaluated.Nine patients had the first dislocation of the shoulder in their twenties. In 4 patients, the interval without dislocation lasted for more than 10 years, even though their shoulders dislocated several times in their teens or twenties. The major reasons for surgery were inability to reduce the dislocation manually and interference with activities of daily living, and/or shoulder re-dislocation at the re-start of sports activities in women in their forties. The JSS-SIS was an average 51 points before the surgery, the pain score was average 10.5 points, and the ROM score average 15.3. That was average 92 points at the final follow-up. The ROM ratio versus the opposite side was 87% in elevation and 63% in external rotation at 6 months after surgery. These values improved to 92% and 80%, respectively, at 1 year after surgery, and had no statistical difference compared to those in patients less than 40 years of age. Arthroscopic Bankart repair for patients over 40 with recurrent dislocation of the shoulder produced satisfactory results. Postoperative limitation of ROM was decreased with the procedure.
著者
-
丸毛 啓史
東京慈恵会医科大学整形外科
-
諸橋 正行
東京慈恵会医科大学整形外科学教室
-
加藤 壮紀
東京慈恵会医科大学整形外科学教室
-
舟崎 裕記
東京慈恵会医科大学整形外科学教室
-
吉田 衛
東京慈恵会医科大学整形外科学教室
-
笠間 憲太郎
東京慈恵会医科大学整形外科学教室
-
丸毛 啓史
東京慈恵会医科大学 リハビリテーション科
-
菅 巖
東京慈恵会医科大学整形外科
-
舟崎 裕記
東京慈恵会医科大学スポーツウェルネスクリニック
-
吉田 衛
東京慈恵会医科大学 整形外科
-
加藤 壮紀
東京慈恵会医科大学 整形外科
-
笠間 憲太郎
東京慈恵会医科大学 整形外科
-
舟崎 裕記
東京慈恵会医科大学 整形外科
-
丸毛 啓史
東京慈恵会医科大学
関連論文
- 635. 勝利を目指したフットサルのクラブ組織作り : 医療サポートの観点から(スポーツと疾患,一般口演,第63回日本体力医学会大会)
- 634. フットサルにおけるスポーツ傷害の特徴 : Fリーグ所属チームにおける傷害の検討から(スポーツと疾患,一般口演,第63回日本体力医学会大会)
- EBM講座(第29回)ホモシステインと骨
- 40 歳以上の反復性肩関節脱臼に対する鏡視下 Bankart 修復術
- フリーハンドによる頚椎椎弓根スクリュー刺入安全域の解剖学的検討
- 材質からみた骨質評価--骨質マーカーによる骨折リスク評価のエビデンス (シンポジウム 骨粗鬆症診断・治療の新展開)
- B29 ヒト骨chondroadherinのコラーゲン結合能に関する生化学的検討
- 外側円板状半月を有する膝関節のX線所見の検討
- ヒトの荷重・非荷重骨におけるコラーゲンの生化学的特性とその加齢変化
- 特発性若年性骨粗鬆症の1例
- HPLCによるコラーゲン還元性、非還元性架橋結合の分離同定
- 骨強度と骨質
- 脛骨粗面裂離骨折の治療経験
- 膝蓋腱断裂を伴った前十字靱帯損傷の1例
- 新しい医療技術 Patient-specific templating法を用いた人工膝関節置換術
- 変形性膝関節症に対する鏡視下半月板切除術の除痛効果
- MRIを用いた生体内吸収性ポリ-L-乳酸製骨接合材の質的変化に関する検討
- 股関節手術における3次元CT画像解析と実物大立体模型作製の小経験
- 当科における大腿骨頭すべり症の治療成績
- 脛骨に発生したmesenchymal chondrosarcomaの1例
- 国体またはインターハイに出場する選手におけるスポーツ障害の予防
- β-TCP充填後の骨形成と吸収に関する電子顕微鏡的検討
- 大腿骨骨幹部骨折術後に再骨折をきたしチタン製髄内釘が屈曲変形した1例
- Microgeodic disease と思われる2例
- 青壮年者の転位型大腿骨頚部骨折に対して muscle pedicle bone graft を行った小経験
- 化膿性股関節炎と鑑別を要した小児化膿性筋炎の2例
- 下肢骨折における術前ヘパリン投与の有用性
- 保存療法を行った胸骨結合脱臼の1例
- 外傷における深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症に関する検討
- 壊死性筋膜炎3症例の治療経験
- 化膿性股関節炎と鑑別を要した小児化膿性筋炎の3例
- 変形性股関節症に対するTHAにおいてステム前捻角をカップ前方開角で補正した症例の検討
- 整復が困難であったリスフラン靭帯損傷の1例
- Neurofibromatosis type 1 (NF 1) における骨代謝と脊柱変形
- 透析患者における腰椎手術の治療成績
- 巨大な骨軟骨片を生じた膝関節離断性骨軟骨炎と思われる2例
- 腱板断裂症例における肩峰の形態学的ならびに免疫組織学的検討
- THA術前計画におけるX線撮影法の検討
- 両側同時に急速な骨頭破壊を呈し大腿骨頭壊死と考えられた壮年症例
- 坐骨神経痛を呈し自然消退した卵巣嚢腫の1例
- 踵骨骨折に合併した腓骨筋腱脱臼の3例
- 腱板全層断裂の非手術例に対する保存療法の有効性
- スポーツ従事者の肩鎖関節完全脱臼に対する保存療法の成績
- 全身関節弛緩を有する外傷性肩関節前方不安定症の鏡視所見とその術後成績
- 肩峰下滑液包内の米粒体を初発とした関節リウマチの1例
- 肩関節前方不安定症に対する鏡視下 Bankart 修復術のラーニングカーブ
- スポーツ選手における肩関節前方不安定症の手術成績 : 鏡視下法と Modified Inferior Capsular Shift 法との比較検討
- 高齢化社会における整形外科治療の問題点 : 大腿骨頸部骨折への対応
- 国体またはインターハイに出場する選手におけるスポーツ障害の予防と治療
- フォンダパリヌクスにより出血性合併症を生じた1例における抗Xa活性の推移
- 上位腰椎に発生し急激な下肢麻痺をきたした黄色靭帯内血腫の1例
- PLIFにおけるβ-TCPの有用性の検討 : MPR-CTを用いた自家骨との比較
- 大腿骨転子間骨折の術後に股関節の脱臼を生じた1例
- Articulating cement spacer を用いた人工股関節感染治療の小経験
- 透析患者のアミロイド性股関節症により大腿神経麻痺を生じた1例
- 足底に発生した脂肪腫の1例
- 脊椎術後感染症に対して高圧酸素療法, 有茎大網移植により治癒した1例
- 当科における大腿骨頭すべり症の治療成績
- 変形性膝関節症に対する鏡視下半月板全切除術の中・長期的除痛効果
- 変形性膝関節症に対する鏡視下半月板全切除術 : 術後4-8年の治療成績
- 整復が困難であったリスフラン靭帯損傷の1例
- ボクサーに生じた肩甲骨関節窩骨軟骨損傷の1例
- 橈骨遠位端変形治癒骨折手術後に掌側ロッキングプレートが折損した1例
- 膝後十字靱帯から発生したガングリオンの1例
- Puddu plateを用いた楔状骨切り術 (特集 高位脛骨骨切り術の術式と問題点)
- ビタミンB6,B12,葉酸 (特集 骨粗鬆症と機能性食品)
- 外側型変形性膝関節症のX線および鏡視所見
- 軟骨分化におよぼす細胞外カルシウムの影響
- 先天性恒久性膝蓋骨脱臼に対するStanisavljevic法の治療成績
- 教室で行った膝関節形成術の長期術後成績
- 脛骨顆間隆起骨折に対する手術療法の成績
- 日本人特発性側彎症患者に対する digital skeletal age (DSA) staging system を用いた骨成熟評価
- 変形性膝関節症に対する鏡視下半月板全切除術の除痛効果
- MRI所見からみた変形性膝関節症の発症機転に関する検討
- 関節リウマチに見られる骨質の変化 (第12回日本骨粗鬆症学会シンポジウム3 関節リウマチ患者の骨の健康を守るために)
- 骨質とコラーゲン架橋形成 (特集 骨粗鬆症--骨粗鬆症研究の進歩) -- (骨粗鬆症の成因と骨代謝研究の進歩)
- 骨粗鬆症の薬物治療 PTH製剤 (特集 骨粗鬆症--骨粗鬆症研究の進歩) -- (骨粗鬆症の治療法の進歩)
- 骨質の評価法について教えてください (骨粗鬆症Q&A(第35回))
- 本邦の初回THA患者に対する症候性肺塞栓症予防を主眼とした低用量ワルファリン療法
- 変形性関節症と関節リウマチの膝関節滑膜における遺伝子発現解析
- 脛骨顆部骨折後の関節症変化についての検討
- 50歳以上の中高年者に対する膝前十字靭帯再建術の成績
- 卒後研修講座 骨粗鬆症に対するテーラーメイド治療の実際--骨密度・骨質マーカー同時評価の重要性
- 腱板断裂に伴い肥厚した肩峰下滑液包の遺伝子発現解析
- われわれの試作した横孔つきpedicle screwを用いたPMMA augmentationの効果--骨粗鬆症におけるスクリュー引き抜き強度についての検討 (日本脊椎インストゥルメンテーション学会特集号)
- 特発性側弯症患者の身長発育速度と骨成熟度・脊柱弯曲進行との関係
- metal on metal THA の短期成績
- 94°の高度安定型大腿骨頭すべり症に対し屈曲骨切り術で治療した症例の初期経過
- 小児化膿性膝関節炎後の膝の内反変形に対して同側大腿, 下腿骨の矯正骨切り術を行った1例
- イラストによる投球フォーム指導
- 深指屈筋腱付着部裂離骨折に対する術式の検討
- 骨質からみた骨吸収抑制剤の使い分け : 骨質劣化型骨粗鬆症に対する使い分け (特集 骨粗鬆症の臨床最前線) -- (治療薬,特に骨吸収抑制剤の使い分け)
- 材質特性と骨強度 : 骨質評価のエビデンス (特集 骨粗鬆症の臨床最前線) -- (骨質 : Beyond BMD)
- 症例 出産後に発症した多発性胸腰椎脆弱性骨折の1例
- 骨粗鬆症・骨折・骨強度評価の新たなアプローチ : 骨質マーカーの応用の可能性について (シンポジウム 骨粗鬆症・骨折・骨強度評価の新たなアプローチ)
- 転移性脊椎腫瘍に対する最小侵襲脊椎制動固定術(MISt) (特集 転移性脊椎腫瘍に対する最新治療戦略)
- 母趾に発生した poroid hidradenoma の1例
- 趾神経障害を合併した両側趾節間外反母趾の1例
- 軟部腫瘍切除後に巨大血腫を生じた後天性血友病13の1例
- ステロイド性骨粗鬆症における骨質を探る (特集 ステロイド性骨粗鬆症はどのように予防すべきか?)