アジア太平洋消化器内視鏡学会(APSDE)の沿革と活動
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概要
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アジア太平洋消化器内視鏡学会(APSDE)は,当初国際消化器内視鏡学会International Society of Endoscopy(ISE)として設立された現在の世界消化器内視鏡学会(OMED)アジア地区Zoneをその前身としている.アジア太平洋消化器内視鏡学会が独立した学会となったのは,第1回アジア太平洋消化器内視鏡学会議が開催された1973年(昭和48年)4月と考えて良く,これ以後アジア太平洋消化器内視鏡学会議は定期的に開催されている.しかし当初はこの会議は世界学会のアジア地区Zoneとして開催されている.なおIESがOMEDと改名されたのは,これより後の1976年(昭和51年)7月である.The Asian-Pacific Zone of OMEDは1984年(昭和59年)にThe Asian-Pacific Society for Digestive Endoscopyと名称を変え,Societyと称することとなったが,これは,Societyの新設では無く単なる改名として扱われている.このことからも京都での学会議1973年を学会の設立年とするのが妥当であろう.以後定期的に学会議を開催し,2000年以後は単独でなく,他の消化器系諸学会と合同でDDW方式で毎年の開催となった.APSDEの事業には種々のものがあるが,最も重要なのは内視鏡の教育,トレーニングである.これまでAPSDE主催の元にバンコック,ベトナムのハノイ,ホーチミンでHands-On training workshopを2004年以来それぞれ数回づつ開催してきた.さらにAPSDEは各所にトレーニングセンターを設ける予定で,一部の施設は昨年発足した.そのためのfoudationも設置され,企業からの寄付,APDW剰余金で運営することになっている.現在中国に2施設,オーストラリヤに1施設,香港に1施設,インドに1施設を予定し,本年より活動を始める予定である.さらに学会傘下の各種委員会を通じて種々の活動も予定し,一部はすでに活動を始めている.
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