アルツハイマー病治療薬としてのアミロイド抑制薬の研究開発状況
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アルツハイマー病(Alzheimer’s disease: AD)の発症には,アミロイドβペプチド(Aβ)の生成増加や分解低下に伴う凝集/蓄積Aβの増加が関与していると考えられている(アミロイド仮説).Aβは,その前駆体であるAPP(amyloid precursor protein)がβおよびγセクレターゼによって切断されることによって生成される.また,脳内で生成されたAβは一定の割合で分解・除去される.アミロイド仮説に沿えば,脳内の悪玉Aβ量を低下させることがAD病態の進行抑制に繋がると考えられ,Aβの生成抑制,Aβクリアランスの促進,オリゴマーAβの形成抑制などが創薬コンセプトとなり得る.本稿では,低分子アミロイド抑制薬の研究開発状況を作用機序別に紹介する.
著者
-
志鷹 義嗣
アステラス製薬(株) 研究本部 薬理研究所
-
三谷 泰之
アステラス製薬(株) 研究本部 薬理研究所
-
長倉 晃
アステラス製薬(株) 研究本部 薬理研究所
-
三宅 哲
アステラス製薬(株) 研究本部 薬理研究所
-
松岡 信也
アステラス製薬(株) 研究本部 薬理研究所
関連論文
- アルツハイマー病治療薬としてのアミロイド抑制薬の研究開発状況
- PTSDモデルラットの不安亢進に脳内5-HT_受容体の活性化が関与している
- ラット一過性中大脳動脈閉塞モデルにおける再還流後の組織中低酸素領域の検出(解剖学)
- アルツハイマー病治療薬としてのアミロイド抑制薬の研究開発状況
- 序文