アジアにおける飼料イネ生産（第13回アジア大洋州畜産学会議サテライトシンポジウム要旨集から）
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概要
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国際シンポジウム「アジアにおける飼料イネ生産」は，(独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター，畜産草地研究所，作物研究所の共催により，昨年9月にベトナムにおいて開催された第13回AAAP大会においてサテライトシンポジウムとして行われた．わが国において飼料自給率向上の切り札として期待されている飼料イネ生産は，わが国同様の稲作地帯である，東アジア，南アジアにおいても将来性の高い技術として注目されている．本国際シンポジウムは，韓国と日本における稲ホールクロップサイレージ，飼料米，稲わらの生産と利用の現地実証試験・事例を紹介するとともに，中国，マレーシア，日本から飼料イネの生産と利用に関する最新研究成果を報告し，アジア地域の食料自給率改善に向けた研究方向を検討することを目的として開催されたものである．シンポジウムは，基調講演，Session 1飼料イネについての研究報告，Session 2飼料イネの生産・利用事例，総合討議からなり，参加各国から多数の出席者を得て，発表国以外の国の状況もフロアーから報告されるなど，活発な議論が行われた．本解説記事では，会員の参考となるよう，シンポジウム要旨集から主要な6編を選び，それらを日本語に翻訳して掲載することとした．掲載にあたって，ご尽力いただいた石川県立大学石田元彦教授に深謝の意を表します．
著者
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