非特異的腰痛の日整会腰痛評価質問票(JOABPEQ)による評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日整会腰痛評価質問票(以下JOABPEQ)により107名の非特異的腰痛について調査を行った.非特異的腰痛患者はコントロール群に比して,すべての重症度スコアが有意差をもって低値であった.JOABPEQの各重症度スコアは互いに中等度以上の正の相関があり,腰痛のVASとの間にも中等度の負の相関が認められた.疼痛部位別に検討すると,多裂筋はいずれのレベルにおいても疼痛の有無によって疼痛関連障害に有意差を生じた.また上位の脊柱起立筋の疼痛の有無によってJOABPEQのすべての重症度スコアで有意差を認めた.