高齢者胸腰椎圧迫骨折に対するJewett型軟性コルセットの治療成績

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概要

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【目的】高齢者の胸腰椎移行部圧迫骨折に対し，今回作製したJewett型軟性コルセットを用い治療した．【対象および方法】対象は胸腰椎移行部圧迫骨折の7例で，平均79.7歳であった．治療方法は，1例には体幹ギプス固定後，他の6例は1?2週間の安静臥床後，Jewett型コルセットを装着し起立歩行訓練を開始した．治療成績を腰痛疾患のJOA-score，X線学的に損傷椎体の楔状率を評価した．【結果】全例腰痛は軽減し，元の歩行状態に復帰した．JOA-scoreは受傷直後平均10.1点から調査時20.3点となった．椎体楔状率は78.5%から62.0%となった．【考察および結論】Jewett型硬性腰椎装具では腰背部と胸骨と骨盤部での3点固定理論により脊椎支持安定効果があるが，重く装着に困難であった．今回，新たに作製したJewett型軟性コルセットは，軽く装着が容易で腹部を圧迫しないため肥満患者にも有用であった．
日本腰痛学会の論文

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