公的データ流通促進のための法的・制度的課題
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概要
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地球観測データのような公的データ流通促進のための法的・制度的課題について日本の著作権法と国有財産法における基本的な考え方と,今後の方向性について論述した。すなわち公的データの流通,有効活用を推進するうえで国有財産法による規定,手続きがやや煩雑であり,実態に即していないことを指摘し,またデータの著作者が公的機関の場合には著作権法上柔軟な考え方が必要であると述べた。 さらに,これら公的情報資源の有効活用における問題点を法律による公表,提供方法,情報サービス産業の活用,第三者提供,国際協力の各側面から論述するとともに,情報公開制度における観測データの位置づけについても論述した。
- 独立行政法人 科学技術振興機構の論文