地球規模生物多様性情報機構(GBIF)およびその国内対応
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
OECDの提唱で実現した国際科学プロジェクト:地球規模生物多様性情報機構(GBIF:Global Biodiversity Information Facility)を紹介する。プロジェクトは,地球規模での全生物の情報の電子化を進め,ネットワークで閲覧できるシステムの実現を目指す。生物多様性情報の基盤整備は,生物学の基本となる不可欠な課題であり,健全な資源管理や政策決定に必要な科学的な情報を提供する。当面,日本を含む参加国や組織は,自然史標本や生態学的観察データのデジタル化と生物名の電子化目録の編成を行い,それぞれが設置するインターネット上のノードから利用できるかたちで公開する。分散データベースのネットワーク化のため,生物多様性情報の検索プロトコルとしてDiGIR,データ項目としてDarwin CoreとABCDスキーマを採用する。日本は生物多様性に関する研究資料の整備に遅れをとってきたが,国内に分散データベースの拠点を設置・運用し,国内の標本資料のデジタル化と生物名のデータベース化を組織的に行うなど,国内の機関の総合的な活動に早急に取り組む必要がある。
- 独立行政法人 科学技術振興機構 研究基盤情報部の論文
著者
-
菊池 俊一
科学技術振興機構研究基盤情報部
-
菊池 俊一
日本科学技術情報センター技術開発部製品開発課
-
菊池 俊一
技術開発部
-
菊池 俊一
科学技術振興機構イノベーション推進本部研究基盤情報部
-
菊池 俊一
科学技術振興機構知識基盤情報部
-
菊池 俊一
科学技術振興事業団
関連論文
- 地球規模生物多様性情報機構(GBIF)およびその国内対応
- 研究者人材データベース(JREC-IN)
- 研究開発支援総合ディレクトリ(ReaD)
- 解説 アジア太平洋の研究教育ネットワークの動向
- 学術論文誌データベース化プロトタイプシステムの構築
- 超高速ネットワークを利用した日米間の研究協力実験
- INET95見学記
- 3-111 企業の技術者は「失敗」に何を学ぶべきか : "失敗知識データベーズの事例分析結果((24)企業における技術者教育-I,口頭発表論文)
- 6-223 企業の技術者は何を学ぶべきか : "Webラーニングプラザ"技術者向けWeb教材の分野別ニーズ、ヒアリング調査結果(口頭発表論文,(24)企業における技術者教育)
- 技術者の継続的な能力開発を支えるeラーニング教材--Webラーニングプラザ (環境分野eラーニング)
- 「Web ラーニングプラザ」新教材公開
- 一般発表:「21世紀の情報サービスのありかた」 : 光情報処理とハイパーテキストによる未来のオンライン情報サービス ( 創立40周年記念技術フォーラム)
- 21世紀の情報サ-ビスのありかた (情報科学技術協会創立40周年記念技術フォ-ラム--21世紀初頭の情報科学技術)
- B34 科学技術分野の日中対訳コーパス・日中専門用語の集積と公開 : 日中・中日言語処理技術の研究開発 その2(セッションB3情報システム構築2,一般発表概要,第7回情報プロフェッショナルシンポジウム)
- 10-220 技術者向けWeb教材の活用の実際 : 「Webラーニングプラザ」利用状況調査結果(オーガナイズドセッション:企業における技術者継続教育-技術に携わる人の育成,口頭発表論文)
- アジア太平洋の研究教育ネットワークの動向
- 図書紹介:『情報処理ハンドブック』