付加体形成過程のモデル実験
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
スケールアナログモデル実験(以下モデル実験と略)は,地質構造の形態やその形成過程を検討するための優れた手法である.自然現象である地質構造形成過程を縮小して,それと物理学的に等価な現象を実験室で再現するためには,相似律と呼ばれる理論に基づいてサイズや物性を変更する必要がある.上部地殻の岩石変形挙動を脆性破壊で近似した場合,相似律によると実験材料を乾燥粒状体(砂やガラスビーズなど)にする必要がある.今回のミニスクールでは,実験理論である相似律と実験材料の物性に関して概略を説明した後,実際に乾燥砂を使ったモデル実験を行って,モデル化した付加体形成過程を観察する.
著者
関連論文
- P-40 干渉SARによる平成19年新潟県中越沖地震に伴う柿崎地域の地表変動解析(9.地域地質・地域層序,ポスター発表,一般講演)
- 千倉層群畑層中に見られる大規模コンボリュート葉理と火炎構造(口絵)
- P-53 タイ沖浅層における三次元地震波探査データの地形学的考察
- 付加体形成過程のモデル実験
- S-2 地質モデルに見られる付加体形成に伴う斜面崩壊((1)海底地すべり,口頭発表,シンポジウム)
- O-114 付加体形成と流体移動のモデル化に関する検討(13.付加体,口頭およびポスター発表,一般講演)
- アナログモデル実験で再現された付加体構造に対する反射法地震探査記録の合成
- 実験的手法を用いた地質構造の再現とその震探イメージング
- S-4 アナログモデル実験による : 付加体の形態と形成過程((1)南海付加体の実体に迫る:そのミクロ構造とマクロ構造,口頭発表,シンポジウム)
- 地質構造形成過程のアナログモデル実験における材料物性の影響(岩石力学)
- 付加体形成における海山沈み込みの影響 : 個別要素法シミュレーションによる検討(3.アナログ実験と数値実験で探る地形・地層の形成メカニズム)
- 海山沈み込みによる天竜海丘の形成と断層系 : アナログモデル実験による検討((6)南海トラフ海域のメタンハイドレートに関連する最近の話題)
- 南海トラフにおけるメタンハイドレートの集積メカニズム((6)南海トラフ海域のメタンハイドレートに関連する最近の話題)
- 地質構造モデリングによる小断層の形態と断層再活動ポテンシャルの推定
- O-255 インドーユーラシア衝突の DEM シミュレーション