医療安全確保のための現場の取組みと法制度 : 特に事故報告制度を中心に
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概要
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医療機関は,安全で質の高い医療を提供すべく,日々努力している.しかし,その努力は,なかなか社会に認知されることなく,医療事故やミスといった報道ばかりが目に付く.本研究は,昨年10月より新たに始まった医療事故の強制報告制度を通じて,医療現場の具体的場安全対策や取組みを,法学研究者の視点からインタビューをもとに記述することを目的とする.医療現場の複雑さは,医療資源の配分問題や診療報酬制度など法制度の仕組みとも深い関係がある.この研究によって,医療現場の取組みを評価し,現場と法制度のよい方向への連関を提言していきたい.さらに,将来的な医療政策への提言にもつなげていきたいと考える.
- 社会技術研究会の論文
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