シジュウカラ類とスズメの巣の構造の経年変化
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概要
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日本全国に約3,000個のシジュウカラ類用巣箱を設置し,1991年より毎年調査した.1996年から,シジュウカラ類,スズメの双方の巣のつくり方に変化が現れた.シジュウカラ類の巣は,厚みの薄いものが増え,スズメの巣は,丸い開放形の巣が急増し,全体の半数以上を占めるようになった.この時期はカラス類の巣箱壊しが始まった時期と一致しており,カラス類の捕食を避ける行動の可能性も考えられた.
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