中学校英語科の誘導要約法を用いた授業が4技能を統合的に活用する力に及ぼす影響
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概要
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中学校英語科授業においては,聞くこと,話すこと,読むこと,書くことの総合的な指導を通して4技能を統合的に活用する力を高めるとともに,文法指導を言語活動と一体的に行う授業を展開することが求められている。その手立てとして,本研究では誘導要約法に着目し,4技能を統合的に活用する力を高める授業のあり方を考究するとともに,誘導要約法を用いた授業にフォーカス・オン・フォームの視点を取り入れた授業が及ぼす効果について複雑性,正確性,流暢性の指標から分析を行った。その結果,誘導要約法を取り入れた授業における文法・語彙指導は新出文法の習熟,習得を促し,要約や口頭発表の言語運用は複雑性,流暢性を高めることが明らかとなった。In English classes in junior high school, implementing the instruction of grammar items through language activity to develop students' skills for integration and its enhancement are designated in the course of study. As one of the method to fulfill the aim of the policy, this paper focused on Guided Summarizing (GS). The classes employingGS were planned based on focus on form approach and the effects assessing the skills for integration and its enhancement were analyzed in terms of complexity, accuracy, and fluency. As a result, the effects of GS on promoting the acquisition of targeted grammar items, increasing of complexity, and fluency were approved.
- 大分大学教育福祉科学部附属教育実践総合センターの論文
大分大学教育福祉科学部附属教育実践総合センター | 論文
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