【研究報告】助産学の学習初期における効果的教育方法に関する研究-分娩見学自主実習の効果と課題-
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概要
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助産学の学習初期に自主的に分娩見学を行うことによって学習のレディネスとモチべーションを高め,助産実習(とくに分娩介助実習)のスムーズな導入を図るために,助産師教育課程1期生に「分娩見学自主実習」を実施した。見学実習の効果と今後の課題を学生の視点から明らかにするために,無記名式質問紙調査を実施した。 その結果,講義や演習では,講義内容の理解や演習のイメージが促進されたことにより,役に立ったという認識が多かったが,助産実習Ⅰ・Ⅱ(分娩介助実習)では見学した施設と実際の実習施設が異なったことから,役に立ったという認識は少なかった。また,多くの学生が見学内容や自己の気づき・学びをレポート記述することに学習効果を認識していたが,見学後の面談は日程調整が難しかったこともあり評価が分かれた。 以上から,講義・演習に関する見学実習の目的はほぼ達せられたが,助産実習のスムーズな導入に関して学生自身による学習効果の認識は低く,見学実習の事前準備や面談の設定など方法上の課題が残された。
- 日本赤十字広島看護大学の論文
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