地上ディジタルテレビ放送用マイクロ波帯集中定数型光変調器の試作
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
UHF帯(470〜770 MHz)で開発,実用化されているニオブ酸リチウム(LiNbO_3)の電気光学効果を用いた光変調器をもとに,地上ディジタルテレビ放送の番組伝送回線へ適用すべく,マイクロ波帯で高感度動作する集中定数型光変調器の試作を行い,実現の可能性について検討を行った.地上ディジタル放送の番組伝送回線用の周波数は6〜7GHz帯と10GHz帯が主に割り当てられていることに加えて,広い帯域幅(6〜9MHz)を有するため,高C/Nを確保するためには,様々な技術課題を克服する必要がある.このため,LN光変調器の方式及び変調電極構造等を根本的に見直すことにより,6GHzにおいて目標値である約25dBのC/Nを得ることができた.本システムのC/Nは,入力信号のC/Nが十分高い場合,LN光変調器への入力信号電圧すなわち光変調度により決定される.実際のシステムにおいては,20dB以上の利得をもつヘッドアンプが挿入されるため,システムとして45dB以上(目標値)のC/Nを確保することは十分可能と考えられる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-11-01
社団法人電子情報通信学会 | 論文
- 福井大におけるCWジャイロトロンの開発(電子管と真空ナノエレクトロニクス及びその評価技術)
- 適応的拡散制御を伴うパーティクルフィルタを用いた頭部姿勢推定システム(顔・身体動作認識, 画像の認識・理解論文)
- 複数の計算量仮定を組み込んだメタ帰着技法による安全性解析 : ElGamal暗号の場合
- A-7-29 パスワードベース認証付き鍵交換の安全性における(不)可能性(A-7. 情報セキュリティ,一般セッション)
- 多重リング構造のk-out-of-n署名の修正提案(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)