平面検出ハフ変換を用いたディジタル X 線画像からの照射野絞り領域の検出
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概要
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医療分野で用いられるディジタルX線画像に対して, 診断に不必要な絞り領域を検出する研究が行われている.これまでの研究では, 検出対象である絞り領域の境界を, 二次元画像においてエッジ抽出を行い直線として検出する手法が採用されていた.しかしその境界は, 画像の生成原理上理想的なステップ・エッジではなく, ぼけ(半影)を含むランプエッジとなる.そこで本論文では, X線画像を輝度方向に一次元拡張した三次元データと考えることで, 絞り領域の境界を平面として検出するハフ変換を用いた手法を提案する.実験では, モデル化の妥当性を検証し, 提案手法の効果を確認するために絞り領域の検出実験を行った.その結果, 336例の画像のうち, 96.4%(324例)の画像に対して絞り領域を正しく検出できた.更に, 検出した絞り領域の輝度値を0にした画像を圧縮した画像データ量は, 原画像を圧縮した画像データ量より小さくなることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-03-01
社団法人電子情報通信学会 | 論文
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