市町村合併によるスポーツ環境の変化について : 尾道市における2市3町の編入合併の場合
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概要
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地方分権一括法(平成11年)が施行され広島県においては、合併前まで86市町村から23市町に激減した。尾道市とその周辺の合併は、2005年3月に御調町と向島町が合併。2006年1月に因島市と豊田郡瀬戸田町が合併した。旧尾道市と合併した旧御調町、旧向島町、旧因島市、旧瀬戸田町のスポーツ環境の変化についてアンケート調査を行ったところ、次のような結果であった。合併後の地域スポーツ環境については、スポーツ施設の利用の増加、スポーツ施設の選択等の増加は、スポーツ環境に良好な方向に進んでいると考えられる。スポーツ施設の利用料金は、施設利用料が高くなった地域と安くなった地域がある。また、合併によりスポーツ団体の交流も盛んになったと答え、スポーツ情報も増加傾向にあり情報網も拡大している。合併前後のスポーツ環境の満足度では、旧御調町は合併前7割台、合併後6割台で一番高い特徴がある。旧尾道市は合併前も合併後も4割台である。地域への関心が高まった地域は、旧因島市、旧瀬戸田町、旧御調町、旧尾道市、旧向島町の順である。スポーツ行事への参加は、旧因島市、旧瀬戸田町の参加希望が高い。平成の大合併により、旧尾道市の周辺地の合併はそれぞれの地域の特性が浮いてきた。各合併地域に特性があり、その特性に応じたスポーツ振興計画の策定が急がれる。尾道大学論文Article
- 尾道大学経済情報学部の論文
- 2006-12-31
尾道大学経済情報学部 | 論文
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