企業と社会との対話 : 三井化学株式会社『レスポンシブル・ケア報告書2004』に基づいて(研究ノート)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
企業行動のモラル化に関する取り組みのなかで、化学工業とそれに属する個々の企業のレスポンシブル・ケアが新聞等においても取り上げられるようになり、広く注目を集めるようになった。日本化学工業協会のなかに設けられた日本レスポンシブル・ケア協議会によって後押しされ、支援されて、この協会の会員である個々の企業のレスポンシブル・ケアが推進されている。経営学、特に企業倫理の研究にとって、レスポンシブル・ケアは、もっと取り上げられるべき、重要なテーマである。協議会および個々の企業が毎年発行しているレスポンシブル・ケア報告書は、貴重な資料であり、整理することなしに放置し、忘れ去られてしまうには惜しい内容をもっている。この研究ノートにおいて意図するところは、毎年発行されるフロー情報を、企業と社会との対話という側面に焦点を合わせながら、私たちにとってのストンク情報へと転換し、同一企業の継続的な比較検討および企業間の比較検討を行っていくための基礎とする点にある。
- 尾道大学経済情報学部の論文
- 2005-12-31
尾道大学経済情報学部 | 論文
- 尾道大学草創期における運動部の発展について
- 農地の転用規制について
- 地方財政健全化法と自治体の財政運営
- 市町村の景観形成投資と課税 -ヘンリー・ジョージ定理からの考察-
- e ラーニングシステムMoodle の活用