中・高年者の高所トレッキングにおける心理的変化 : ダウニー意志気質検査8の拡散度を指標として
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概要
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高所において、中・高年者のトレッカーがトレッキング中にどのような心理的変化を示すかについて、トレッキング前とトレッキング後の心理的変化も含めて検討することを目的とした。方法としては、男性3名(60歳代2名、50歳代1名)を被験者として、標高1,440mを出発点として標高3,650m、標高5,000mの3地点で心理検査を行った。検査には、ダウニー意志気質検査8を使用し、その拡散度から下記のような結果を得た。1 被験者2名の開眼時の拡散度を100とした時の閉眼時の拡散度は、標高1,440m、標高3,650mおよび標高5,000mにおいて被験者2名は100を越えた。他1名の被験者の拡散度は、標高1,440m、標高3,650mおよび標高5,000mとも80台で低値であった。2 標高1,440mの拡散度を基準にすると、被験者2名の拡散度は標高5,000mになると高くなり、他1名の被験者の拡散度は、標高5,000mで逆に低くなった。3 トレッキング前とトレッキング後の拡散度は、被験者3名ともトレッキング後が高かった。特に1名は開眼、閉眼ともトレッキング前を拡散度100とするとトレッキング後の拡散度が200を越えた。
- 尾道大学経済情報学部の論文
- 2005-12-31
尾道大学経済情報学部 | 論文
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