バレイショ「スノーマーチ」における出荷後早期萌芽条件の特定(内生休眠期間が短縮する条件)
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概要
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バレイショ「スノーマーチ」を用い,栽培管理や貯蔵温度の違いによる出荷後の早期萌芽条件を調査した。その結果,1)茎葉処理が早く塊茎が未熟,2)植付時期が早い,3)収穫後のキュアリングが不十分,4)低温貯蔵,以上の条件によりに内生休眠期間が短縮され,萌芽が早まることが明らかになった。また,1~2℃の低温貯蔵では内生休眠期間は短縮するが,内生休眠終了後は萌芽が抑制されることが確認され,低温処理による早期萌芽は内生休眠期間中に限定されると考えられた。次に,比較品種として用いた「男爵薯」では,収穫後,十分なキュアリングをせずに4~5℃以下の低温で貯蔵すると目の黒化を招いた。このことから,品種により萌芽に対する低温耐性が異なることが示唆された。
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