ロールベールサイレージ主体の酪農地域における収穫作業効率化のための労働支援のあり方
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ロールベールサイレージ(以下RBS)体系が主体のA町を対象に、労働力不足による牧草収穫作業期間の長期化の実態と改善方策について検討した。A町で採られているRBS体系では、1番草の収穫期間が30日を超える経営が20%以上を占め、収穫オペレータを増員すると同じ面積を短期で終えることができていた。経営実態から収穫期間が13日の短期群と29日の長期群を比較すると、短期群の方が個体乳量も高く、繁殖成績も良好で収益も高かった。経産牛70頭、収穫面積55haの経営において、収穫期間を29日から13日に短縮すると、年間産乳量で12tの増加、濃厚飼料の年間給与量で4t削減の改善効果が見込まれた。RBS体系農家に対する労働支援のあり方として、JAによる無料職業紹介方式を用いることにより農家の利用しやすいシステムの構築が可能となる。
- 北海道農事試驗場北農會の論文
- 2009-07-00
北海道農事試驗場北農會 | 論文
- 加工用ばれいしょにおけるソイルコンディショニング栽培の体系化技術
- 道北強粘質転換畑における耕起法を組み合わせた合理的な作付体系の確立(5)
- ロールベールサイレージ主体の酪農地域における収穫作業効率化のための労働支援のあり方
- 秋まき小麦新品種「北海261号」
- 大ヨークシャー新系統豚「ハマナスW2」