加工用ばれいしょにおけるソイルコンディショニング栽培の体系化技術
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概要
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ばれいしょ栽培のソイルコンディショニング(以下、ソイルコン)体系では、土塊と石れきが少なく膨軟な培土が形成され、塊茎の緑化率と変形率は慣行体系に比べ少なく、収穫時の打撲の発生も少なかった。国産セパレータは、輸入セパレータとほぼ同様の作業精度・作業能率を示し、生育・収量・品質にセパレータの違いによる明らかな差は認められなかった。ソイルコン体系では、収穫作業の投下労働時間は慣行体系に比べ約4割削減され、栽培期間全体では、全粒種いも使用によるいも切り作業の省略と収穫作業能率の向上により、慣行体系の70%以下に低下した。作付面積の拡大により慣行体系でハーベスタが2台必要となる場合に、機械利用経費は慣行体系よりも国産ソイルコン体系で低かった。
- 北海道農事試驗場北農會の論文
- 2009-10-00
北海道農事試驗場北農會 | 論文
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