殺虫剤の使用状況が異なる露地ナスほ場におけるアザミウマ類等の害虫と天敵類の発生状況
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概要
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奈良県内の殺虫剤管理状況の異なる露地ナスほ場4カ所において,ミナミキイロアザミウマなどの害虫と天敵類の発生消長を調査した。非選択性殺虫剤を多用した慣行防除ほ場では,ヒメハナカメムシ類やクモ類の発生が少なく,ミナミキイロアザミウマの発生量と被害が増加した。これに対し,選択性殺虫剤を中心にして殺虫剤使用回数を減らした減農薬ほ場では,ヒメハナカメムシ類やクモ類の発生が多く,ミナミキイロアザミウマの発生量と被害は,慣行防除ほ場と同等もしくはそれ以下に抑えられた。オオタバコガ,ハスモンヨトウによる果実被害は慣行,減農薬ほ場ともにほとんど発生しなかった。カスミカメ類による新芽被害は非選択性殺虫剤を使用しなかった減農薬ほ場で増加した。
- 2012-03-00
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