平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による津波被災農地の植生管理の必要性
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概要
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平成23年(2011年)3月11日に発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震に伴う津波は,青森県から千葉県に至る太平洋沿岸を襲い,推定23,600haの農地が流失や冠水等の被害を受けた。被災農地では発達した植生が復旧作業の障害となるばかりでなく,景観の悪化や営農再開後の雑草多発にもつながるおそれがある。そこで,復旧までの期間と営農再開後の雑草対策に向けて,被災から4ヶ月近く経過し雑草の繁茂が観察されるようになった平成23年7月に宮城県仙台平野南部の津波被災農地にて植生状況を調査したので,ここに報告する。また,本報告では調査結果などをもとに,被災農地の適切な植生管理の必要性に関しても検討を加えた。
- 2012-05-00
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