釜炒り茶の製造に必要な熱量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
釜炒り茶製造工程全体における必要熱量を計算した。荒茶1kgを製茶するのに必要な供給熱量は,煎茶が約28,000kJであるのに対して,釜炒り茶は,炒り葉→揉捻→水乾→締炒→乾燥の工程で約32,000kJ,炒り葉→揉捻→中揉→締炒→乾燥の工程で約25,000kJ,炒り葉→粗揉→揉捻→中揉→締炒→乾燥の工程で約26,000kJであった。釜炒り茶製造工程の熱効率向上のためには,水乾工程において水乾機の代わりに中揉機を導入するのが有効と思われるが,これでは釜炒り茶の特徴が失われる可能性があるため,水乾機の熱効率の改善が急務と考えられる。
- 2012-06-00
著者
関連論文
- 釜炒り茶製茶工程への粗揉機及び背面中揉機の導入方法とその効果について
- 炒り葉機の熱効率
- 釜炒り茶のカテキン類とカフェインの溶出特性
- 釜炒り茶の製造に必要な熱量
- 水乾機の熱効率
- 釜炒り茶と煎茶の渋味の解析
- 機械化茶園土壌の障害改善
- 炒り葉機の熱効率
- 釜妙り茶製茶工程への粗揉機及び背面中揉機の導入方法とその効果について
- 釜炒り茶のカテキン類とカフェインの溶出特性
- 釜炒り茶の製造に必要な熱量
- 水乾機の熱効率