トラフグ稚魚の寒冷麻酔効果
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概要
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トラフグ稚魚の麻酔法として寒冷麻酔の有効性を検討した。自然水温(17。5℃)で養成した平均全長71。4mmの稚魚を水温1~10℃の冷却海水に浸漬し,温度別の麻酔効果を調べた。その結果,稚魚は水温1~6℃の冷却海水に45~133秒間浸漬することで麻酔され,いずれの水温でも死亡せずに172~378秒後に覚醒した。これにより,寒冷麻酔は少なくとも17。5℃で養成したトラフグ稚魚に対して有効と考えられ,様々な標識の装着やワクチン接種の際の有効な麻酔法として期待が持てる。
- 2012-03-00
著者
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