但馬牛の経済形質関連遺伝子の効果検証
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概要
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筋肉内脂肪酸組成に関与する3つの遺伝子,Stearoyl-CoA desaturase(SCD),Sterol Regulatory Element-binding Protein-1(SREBP-1),及びFatty Acid Synthase(FASN)の変異について,但馬牛集団での保有状況及び経済形質と脂肪酸割合に対する効果検証を実施した。1 種雄牛現場後代検定調査牛の遺伝子頻度について,SCDはA型が83。8%,V型が16。2%であった。SREBP-1はS型が33。8%,L型が66。2%であった。FASNはB型が93。8%,L型が6。2%であった。2 SCD,SREBP-1及びFASN各遺伝子型の組み合わせと胸最長筋肉内脂肪のモノ不飽和脂肪酸割合及びオレイン酸割合を比較したが,有意な遺伝子型の組み合わせは認められなかった。3 但馬牛ではSCD及びFASN遺伝子は優良な遺伝子型にほぼ固定されていることが明らかとなった。
- 2012-03-00
著者
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