イチジク「とよみつひめ」果実の熟度と糖組成(短報)
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概要
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「とよみつひめ」の果実品質や食味は産地および生産者間で大きなばらつきがあるのが現状である。この要因として,イチジク果実は成熟に伴い糖含量が急激に増加するため,収穫果の熟度を揃えにくく,適熟果に比べ,未熟果では食味が劣ることがあげられる。特に,「とよみつひめ」は,他の主要品種に比べ,適熟の判定が難しいことから,未熟果が収穫され,出荷の際に混入しやすい。この現状を改善するには,適熟収穫を徹底することが急務である。また,イチジク秋果は新梢伸長に伴い,下位節から上位節へ順次果実が着生・発育し,収穫期が2ケ月以上に及ぶため,収穫期によって,成熟の進み方や果実の内容成分が異なる可能性もある。そこで,本研究では適熟収穫を徹底するための参考資料として,「とよみつひめ」について,収穫時期および熟度別の糖度および糖組成について調査したので報告する。
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