SSRマーカーによるラーメン用小麦品種「ちくしW2号」の識別
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概要
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福岡県育成のラーメン用小麦品種「ちくしW2号」の知的財産権の保護のため,「ちくしW2号」を含む県内に普及する小麦8品種および中華めん用市販小麦粉18種について,DNAマーカーを用いた効率的識別技術の確率を検討した。SSR法において、2種のDNAマーカーgwm210およびgwm533を用いることにより,県内に普及する小麦品種と「ちくしW2号」を識別できることが明らかとなった。葉身,粒,粉,生めん,ゆでめんのいずれの状態でも,識別に十分な収量,純度のDNAを抽出することができた。また,これらのマーカーにより,「ちくしW2号」と中華めん用市販小麦粉とを識別することが可能であった。以上の結果から,DNAマーカーgwm210およびgwm533を用いたSSR法により,「ちくしW2号」を多様な材料において識別できることが明らかとなった。
- 2012-03-00
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