山間農業研究所で育成した水稲の歴代中部系統におけるいもち病抵抗性と食味関連形質
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概要
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山間農業研究所で育成した品種・系統のいもち病抵抗性・食味関連形質の再評価を行い、得られた知見を報告する。1。葉いもち圃場抵抗性は育成年が後期になるにつれて向上する傾向があったが、穂いもち抵抗性の向上にはばらつきがあった。2。育成品種・系統は葉いもち・穂いもちの抵抗性反応は相関があった。3。育成年が後期になるにつれて、食味関連形質の数値は顕著に向上した。4。いもち病抵抗性と食味関連形質について、玄米タンパク質との相関はあったが、味度値については明瞭な関係は認められなかった。5。既知の圃場抵抗性遺伝子をもつ品種・系統についても、抵抗性にはばらつきがあり、安定発現には遺伝子の集積や新遺伝子の導入が重要と考えられた。
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