持続可能な循環社会に向けたプラスチック複合材料の開発
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概要
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サンブスギ70%,ポリプロピレン(PP)30%の木質複合プラスチックについて,天然素材の配合率を70%に保持し,サンブスギ木炭,鉱物及び市販の紫外線吸収剤を添加して射出成形により作成した試験片の耐候性をスーパーキセノンウェザーメーターを使用した促進暴露試験と実暴露試験により比較した。180W/m2(300-400nm),200時間,降雨有りの試験では,添加無し試料の色差ΔE*abは45。3だったが,木炭3%及び5%の添加で5。7及び2。9に低下した。試験片の曲げ応力は,添加無し,木炭3%及び5%でそれぞれ,74。7MPa,77。7MPa及び79。9MPaであり,全体量の5%までの木炭添加では曲げ強度の低下は認められなかった。また,比較的簡単に測定できる吸水率試験により,木質複合材料の耐候性のスクリーニングが可能であることが示唆された。
- 2011-12-00
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