チューリップ紫色花弁品種におけるリン片培養効率の高い品種の選抜
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概要
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青いチューリップの作出を目的に、デルフィニジン色素含有量が高いチューリップ紫色花弁品種の探索と組織培養を試みた。その結果、チューリップ青色発現のモデルとしている品種「紫水晶」のデルフィニジン色素含有量と同程度で、かつ、リン片培養で小球根が形成できうる品種として、「Bep van Hoeken」、「Caravelle」、「Pandion (Variegated)」、「Georges Grappe」、「夢の紫」、「Scotch Lassie」、「Prince Charles」、「Purple World」 の8品種を遺伝子導入に有望な紫色花弁品種として選抜した。また、植物ホルモンの最適濃度は各品種で異なるが、カルス形成時のオーキシンに2,4-Dを用いた場合ピクロラムに比べてシュート形成率が各品種で高くなった。
- 富山県農林水産総合技術センター農業研究所の論文
- 2011-03-00
富山県農林水産総合技術センター農業研究所 | 論文
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