小型水槽飼育におけるクロマグロ仔魚の初期生残の向上
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概要
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小型水槽飼育によるクロマグロ仔魚の初期生残の向上を目的に,異なる飼育水温を設定した実験区 (25℃および28℃),沈降死防止のための夜間の通気量増大の有無を設定した実験区を組み合わせた飼育実験を行った。飼育水温が25℃の水槽で,また夜間の通気量を増大させた水槽で7日齢における生残率が高い結果となった。これらの結果から,小型水槽における飼育では飼育水温25℃で特に夜間の通気量の増大が初期生残の向上に有効であることが明らかとなった。
- 水産総合研究センターの論文
著者
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久門 一紀
Amami Station, National Center for Stock Enhancement, Fisheries Research Agency
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田中 庸介
Amami Station, National Center for Stock Enhancement, Fisheries Research Agency
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