アカマツ林に埋設したホンシメジの発生事例
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概要
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(1)アカマツ10年生林分(若齢林)と35~40年生林分(壮齢林)にホンシメジ菌床を埋設し、ホンシメジ子実体が発生した。(2)菌床埋設から子実体発生まで1.5年経過したものが多かったが、4.5年経過の後、子実体が発生した箇所も見られた。(3)ホンシメジ子実体の発生は、年によってばらつき、温度と降雨量に左右されていた。(4)埋設菌床由来のシロは天然ものと形状が似ており、シロの広がりは、1年間に平均22.5cmであった。(5)これらのことから、立地条件や環境条件によりシロの成長速度や発生本数にばらつきはあるが、天然のホンシメジと同様にシロを発達させながら発生し続けることが示唆された。
- 2010-12-00
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