ニラ収穫時抽だいを軽減する栽培体系の確立
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概要
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ニラ栽培では,夏期の抽だいが夏ニラの収量および品質を低下させるとともに,収穫調整作業時の花茎除去に多くの労力が必要とされることから,周年生産を行う上での大きな障害となっている.そこで,ニラの周年生産の安定化を目的に,収穫時の抽だいを軽減する栽培体系について検討した.はじめに,保温開始時期および品種が,柚だいに及ぼす影響を調査した.抽だい開始時期は,保温開始時期が早いと遅くなり,保温開始時期が遅いと早くなり,品種間差もあった.次に,早期保温(10月下旬保温開始)と晩期保温(1月下旬保温開始)の2つの作型と品種を組み合わせた周年生産で,収穫時の抽だいが軽減できるか否かの実証を行った.早期保温作型の品種には,スーパーグリーンベルト,タフボーイ,リッチおよびワンダーグリーンベルトのいずれかを用い,晩期保温作型の品種にパワフルグリーンベルトを用いることによって,収穫時の抽だいが全く無い栽培体系が可能であることを明らかにした.
- 2011-03-00
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