各種温度評価手法を統一するフレームワーク
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概要
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これまでに提案されてきた,温度による植物の影響を評価する各種方法を統一できるフレームワークを見出した。評価手法としては, 積算温度(Reaumur(1735)), 江幡(1990)),応答関数(水野ら(1981)),温度変換日数(DTS,金野ら(1986)),発育速度・発育ステージ(DVR・DVS,de Witら(1970),堀江ら(1984)),発育指数(DVI,堀江ら(1987)),ノンパラメトリック法(竹澤ら(1989))などが利用されてきたが,これらの手法の持つ意味やそれぞれの相互比較はあまりされてこなかった.このため,手法の利用や選択の際の問題発生を避けるため,同様な実験系の既出例に倣うような選択が行われてきたように思われる.今回,これらの解析手法は,すべて同じ単一のフレームワークのものとして明示的に考えることができることがわかったので,手法間の相互比較や,新規解析時の手法選択が自由行えるようになった.
- 2011-02-00
著者
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