アスパラガス全雄性新品種「ズイユウ」の育成とその特性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アスパラガス品種「ズイユウ」は農林水産省北海道農業試験場作物開発部野菜花き研究室(現:(独)農研機構北海道農業研究センター)において育成された全雄性一代雑種である。「ズイユウ」は,1999年に「アスパラガス農林交1号」として農林登録され,2002年には品種登録(第10883号)された。「ズイユウ」は,「北海100」に比べて萌芽が早く,1本重がやや大きく,多収である。全雄形質を有し,低率で結実株が認められるが,種子数はきわめて少ない。若茎の色は「北海100」と同程度で,先端部のしまりおよび揃いは「北海100」より優れる。若茎のりん片葉のアン卜シアニン発現は,「北海100」よりやや少ない。草丈は,「北海100」および「UC157」と同程度かやや大きい。グリーンアスパラガス栽培に用い,北海道,東北および本州の高冷地地帯における露地普通栽培に適する。
- 2011-01-00
著者
関連論文
- 遺伝子導入したキュウリモザイクウイルス抵抗性トマトの隔離圃場での安全性評価
- 春播きタマネギ新品種'アーリーグローブ'
- アスパラガス属植物における茎枯病抵抗性とその雌雄間差異
- 全雄系一代雑種アスパラガス'ズイユウ'の育成
- タマネギ葉肉プロトプラストからの不定胚形成
- アスパラガス葉肉単離細胞からの不定胚経由による植物体再生
- アスパラガス全雄性新品種「ズイユウ」の育成とその特性
- ペポカボチャ (Cucurbita pepo L.) の無種皮系統間F1における草型・種子収量の解析
- 短節間性カボチャ新品種'TC2A(ほっとけ栗たん)'の特性
- 研究紹介 省力収穫向き加工用トマトの育種--平成12年度農林水産省職員功績者表彰受賞記
- グリーンアスパラガスの新品種「ズイユウ」の育成経過とその特性 (特集 高冷地におけるグリーンアスパラガスの安定生産技術)
- タマネギの簡易堅さ測定機と評価法の開発
- 多収で高品質のグリーンアスパラガス新品種「ズイユウ」
- 短節間性カボチャ新品種「TC2A」
- 早生タマネギの新品種「アーリーグローブ」の育成とその特性
- タマネギのりん茎内におけるフラボノイドの分布
- タマネギにおけるフラボノイド含量の簡易測定法
- カボチャにおける短節間および果実形質の遺伝
- 春播きタマネギの不時抽苔(だい)性の検定について
- カボチャの短節間系統と硬外皮系統間のF_1解析
- サテライトRNA遺伝子の導入によるキュウリモザイクウイルス抵抗性トマトに関する研究(第2報)組換えトマトの形態・生育特性と環境に対する安全性評価
- タマネギの新品種「トヨヒラ」の育成とその特性
- 春播きタマネギの食味・貯蔵性の品種間差異と育種による改良
- たまねぎ新品種「トヨヒラ」(月交18号)
- タマネギの新品種「ツキサップ」の育成とその特性
- タマネギミトコンドリアDNAのRFLP分析
- アスパラガス全雄性新品種「ズイユウ」の育成とその特性