タチウオ資源動向調査と資源管理
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概要
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タチウオTrichiurus japonicus は北海道以南の各地に生息し,太平洋南部では紀伊水道・豊後水道とその周辺海域,高知県海域に広く分布している。沿岸漁業において重要な地位を占め,各漁業種類において最も重要な魚種の一つとなっている。タチウオ漁獲量は1990年代後半から全国的に減少し,特に2000年以降に急激に減少している海域が目立つ。これまでに各地でタチウオの資源調査・研究に基づいた資源回復のための管理方策が実施されている。しかし,複数県に亘る広域的な資源動向の把握がなされた例は少ない。そこで2008年授に資源評価調査委託事業の一環として始まった中央ブロック資源動向調査において和歌山,徳島,高知,大分の各県参画によるタチウオ分科会を立ち上げ,タチウオ資源の動向を取りまとめるとともに,資源評価に必要な調査データの集約および知見の整理を進めた。
- 中央水産研究所の論文
- 2011-03-00
中央水産研究所 | 論文
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