市販堆肥化水分調整材「玉米芯」の利用性
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概要
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市販堆肥化水分調整資材「玉米芯」はトウモロコシの芯、落花生や綿花の殻を粉砕したもので、易分解性有機物が多く、分解も速く、熱量も高く、オガクズより優れていると言われているが、その利用性についての客観的評価や活用技術の確立はされていない。そこで、乳牛の糞尿を対象とした堆肥化についてオガクズとの比較試験を実施し、次のような結果を得た。堆肥の発酵については、両区とも堆積開始後から発酵温度が上昇し、5日目に玉米芯区70.6℃、オガクズ区68.7℃となり、良好な初期発酵が認められた。有機物分解率は、玉米芯区は46.0%、オガクズ区22.3%であり、玉米芯区の分解率が高かった。これらのことから、「玉米芯」の水分調整資材としての利用性の高さが認められた。
- 2007-03-00
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