奈良県下の農地土壌における養分集積の状況
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概要
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農地土壌は、作物を栽培する際の支持体と養水分供給のソースとしての役割を担っている。そのため、土壌から収奪される養分は主に肥料として施用されるが、作物の生育状況や要求量とのアンバランスにより、吸収されなかった肥料が土壌中に残存する。そのため単一の作物を連作した場合や、降雨による洗脱の起こらない施設栽培では、土壌中に残存する肥料成分が徐々に集積することが知られている。持続的に農業を営むためには、土壌中に過度の養分が集積しないような施肥管理が重要である。そのためには、定期的な土壌診断とそれに基づく施肥管理が不可欠であるが、土壌分析に要する時間や手間のため、大半の農地では経験に基づく施肥管理が行われている。そこで、県内農地における土壌養分の集積状況を明らかにするため、平成20年度に行った土壌調査結果を用いて解析を行った結果を報告する。
- 2010-03-00
著者
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